インタビューInterview
自動車整備士からの転身を決意

K.H
アフターマーケット部 プロダクトサポート課 ※取材当時
2014年入社
東日本大震災で活躍する重機を見て何かが変わった
出身は宮城県。車好きだったので、岩手県の専門学校を卒業して自動車整備士になりました。整備工場で働きながら、自動車のほかにも重機などの機械もさわるようになっていました。
そんな時、東日本大震災に見舞われたんです。妻の実家も被災しました。
復興工事が始まり、街ではたくさんの建設機械が動き始めました。その姿を見ていたら「自分も何か携わることができるかもしれない」と、重機を扱いたいという思いがふつふつと湧いてきたのです。
そんなとき、オカダアイヨンの盛岡営業所が出していた求人案内が目に入りました。重機の先に付いている機械を作っている会社が、メンテナンスや修理に携わる人材を求めている、というものでした。
転職する不安もあったけれど、やってみようと応募しました。
そうしたら「エンジンのこと分かる人来たよ!」ということで採用されたんです。
大きい!重量感ある!エンジン付きの製品もある!
オカダアイヨンの製品を最初に見たとき、それまで携わってきた自動車とずいぶん違う。その大きさと迫力、重量感にびっくりしました。
当社には幅広い製品があります。例えば油圧ショベルのアームの先に付けるアタッチメント。これらは油圧ショベルの油圧パワーを受けて動く製品です。
そのほかにエンジンを搭載してキャタピラーや車輪で自走できる製品。産業廃棄物や木材などを破砕する機械です。私が担当しているのはこちらです。そんな機械のエンジンや駆動装置を扱える人材として働き始めました。

そして大阪本社へ 技術サービスのプロフェッショナルとして仕事する
盛岡営業所で8年間勤務した後、大阪本社に異動。アフターマーケット部プロダクトサポート課に配属されました。
プロダクトサポート課では、各営業所の技術サービス員では対応できない難易度の高い修理やサポート業務を行っています。製品を売った後のきめ細かなメンテナンスや修理対応などのサポート力。これがオカダアイヨンの強みなのですが、そのカナメとなっているのが、プロダクトサポート課です。
私はここで、新型のエンジン付き破砕機の勉強をしながら、教育係として後進の育成に携わっています。また全国の営業所の技術サポート課のスタッフとともに、お客様のもとに駆けつけることもあります。出張も多いです。他にも建設機械の展示会にはスタッフとして参加し、営業活動のサポートなども行っています。
大阪本社には2年間の期限で赴任していたので、その後は盛岡に戻ってきました。東北は林業が盛んで、当社製品の需要が多い。リサイクル機械も伸びている。その技術サポートをやっていこうと思っています。
「これができるのは俺らだけ」そんな自負と誇りがある

プロダクトサポート課に持ち込まれる修理は、実に様々。
どこが故障しているのか? 故障の原因はなにか? 対策は? 再発防止策はどうすればいいか?
油圧、電気、破砕装置の構造・材質、部品・・・様々な知識が必要です。パーツ交換や修理だけでなく、改造をやることもあります。これができるのは自分たちだけ、そんな難しい修理もあります。
だから面白い。機械が好きな人ならば、挑戦しがいのある仕事だと思います。
面白さ?もちろんこちらです
自動車整備との違いですか…
自動車修理の世界は、ユニット単位での交換が主流になっていて、整備士ができる範囲はどんどん限られてきているのが現状です。
そこが当社製品との違いです。
こちらはほんとうに奥が深い。いろんな分野の専門的な技術が要る。
生涯かけて高めていける、そんな世界がここにはあると思います。
勤務日のとある一日
